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診療案内

コンセプト

「上流の医療®」「手作りの医療」 「体に優しい医療」

順天堂大学医学部附属順天堂醫院、日本医科大学付属病院での経験を活かし、大学ではできなかった「手作りの医療」を実現するための準備を進めています。

「上流の医療®」 「手作りの医療」 「体に優しい医療」

患者さんおひとりおひとりに合わせたオリジナルの「上流の医療®」「体に優しい医療」を目指しています。

院長は、4つの大学で講師、准教授、教授として長年勤務してきました。その経験から悟ったことがあります。それは、病気を治す主役は患者さんおよび患者さんの周りの環境で、医師本人ではないことです。

皆さんのクオリティ・オブ・ライフ( quality of life、QOL)を高め、よりよい人生が送れるようお力になれることを願っています。

「上流の医療®」とは?

 「病気の上流を診る医療」と題したDr. Risi Manchandaの講演があります(図、TEDカンファランス、YouTube)。演者は、ロサンゼルスで医師として働いた経験から、難民のごとく押し寄せてくる患者の現在の病状を治療することより、危険水域に至る前の様々な問題を解決することが大事であると唱えています。私も大学にいる間は、流されて今にも溺れようとしている人を助けることに追われ、またその状態を研究することにやっきになっていました。当クリニックでは病気のドミノ現象がおこる前の状態に眼を向け、未病あるいは病気の最初の段階をターゲットとした「上流の医療」を行いたいと思っております。

lリシ・マンチャンダ: 病気の上流を診る医療

上流の医療からみたアレルギー性鼻炎の治療

上流の医療からみたアレルギー性鼻炎の治療

現在日本国内で行われているアレルギー性鼻炎の診療は、採血による抗体検査をおこない、その結果にかかわらず内服薬と点鼻薬を処方するだけだと思っておられませんか。それでだめなら鼻粘膜上皮のレーザー焼灼を考えますか。花粉やダニなどでおこるアレルギー性鼻炎、アレルゲンによるものではない非アレルギー性鼻炎の治療はそのほかにも沢山あります。あなたの最良の治療を、共に考えstep by stepで治療を行いたいと思っています。

上流の医療からみた耳管機能障害の治療

上流の医療からみた耳管機能障害の治療

耳管は、顔の中心に存在し、耳と鼻をつないでいる管です。中耳炎の原因となるだけではなく、耳がつまった感じや自分の声がひびくときは耳管機能障害の可能性があります。進行すると、めまいや難聴がおこることがあります。耳管開放症は、耳管が開きっぱなしになって起こりますが、特に治療が難しいとされてきました。院長は、様々な薬剤(ルゴール、ジェルなど)を混合し耳管内に注入することにより、耳管機能障害の症状ならびに検査結果が改善することを見いだし多くの学会にて発表しています。(三輪正人、他:耳管開放症における耳管咽頭口ジェル注入療法の検討 第4回耳管開放症研究会 2017など)

耳管の位置と構造

手作りの医療・体に優しい医療

薬を処方するだけが診療ではありません
「小児科」の表紙

当クリニックでは、できるだけ薬を出さないよう努力しています。例えば、咳止めは脳内の咳中枢に効くお薬で、決して気道の炎症を改善する薬ではありません。内服や注射により耳や鼻の粘膜に行く薬の量は驚くほど少ないのが現実です。そのため、病気の現場である局所の状態を改善することが最も重要な目標であると考えます。当クリニックでは、古くからおこなわれている処置法を、独自の研究成果に基づいて改善しておこなっています。また、ヨーロッパで開発された機器を導入し、光線療法や低侵襲手術をおこなうことにより体に優しい治療を心がけています。

体に優しい治療の例をあげます

皆さんはお肌に高出力レーザーを照射して焼け焦げにしますか?お肌は私たちの体を外敵から守ってくれる重要な働きをしています。粘膜も一緒です。粘膜上皮はウイルスや花粉を撃退するためのバリア機能を担っています。そのため、当クリニックでは、粘膜上皮をターゲットに焼灼するレーザー治療をおこなっておりません。当クリニックではその代わり、鼻粘膜がはれるメインの場所である粘膜下組織を焼灼する凝固療法をおこなっています。これは主たる分泌細胞である粘膜下腺細胞にも作用するので、鼻閉・鼻漏とも非常に効果的です(保険診療)。また、体の恒常性を守るため大切なバリアである粘膜上皮機能を整える光線療法(リノライト ※写真参照)を一つの選択肢として用意しています(自由診療)。

リノライト
免疫療法もおこなっています
免疫療法

院長はこれまで500例以上の皮下注射による免疫療法を行ってまいりました。最初の数カ月間は週一回通院が必要ですが、医療費は舌下免疫より安く済み、より高い効果も得られます。また3年の維持療法のあと、3か月に1回でのブーストができ長期に効果が持続します。もちろん舌下錠の服用による舌下免疫、多抗原にすでに感作されている方のための非特異的免疫療法(ヒスタグロビン)、デュピクセント、ゾレアなどの抗体医薬による治療もおこなっています。

ネコ、イヌなどのペットやカモガヤ以外の雑草花粉のアレルギーの方にも免疫療法をおこなっておりますので、是非ご相談ください。

画像を毎回見てもらいます

お肌や粘膜の表面をおおっている上皮細胞は毎日生まれ変わっています。そのため、ご自身ではみることが難しいみみ、はな、のど局所の状態を、毎回受診時にモニターで一緒に見てもらい、現在の状態の情報を共有して、相談しながら診療をすすめています。

Bスポット療法

上咽頭擦過治療(EATイート: Epipharyngeal Abrasive Therapy)は、鼻の突き当たりの上咽頭に塩化亜鉛を塗布する局所治療で、50年前より行われています。上咽頭は、うがいでも届かない吹きだまりになりやすいところです。後鼻漏のあたるところでもあり、耳への管(耳管)が開いていて、のどの入り口であることから、耳・鼻・のどそれぞれへの交通の要所でもあります。また上方は脳下垂体があるため、ここは神経のツボとなっています。Bスポット療法は、最近は、口臭、腎臓疾患(IgA腎症)にも効果があるといわれています。

上咽頭擦過治療
電気生理学的考察

ところで皆さん、通常の上咽頭処置で使用される塩化亜鉛は強酸性であることをご存じですか?アブレーション(焼き切る)という考え方でおこなう場合はそれでもいいかもしれません。私たちは過去に、pHと濃度の研究成果では、強酸性の薬剤は粘膜上皮バリア機能を低下させること、pH、濃度を調節することにより、上皮機能が上がることを電気生理学的に確認しています(三輪正人, 他:耳鼻咽喉科局所処置の有用性についての電気生理学的考察 頭頸部自律神経, 24: 52-54, 2010)。当クリニックでは、塩化亜鉛の粘膜収斂(しゅうれん)剤としての本来の性質を活かすため、中性化し至適濃度に調整したオリジナルの塩化亜鉛を使用し、本来の粘膜の機能を損なわず、むしろ強化しながら、消炎を図っています。はりまざかクリニックでは、基礎的研究から得られたファクトに基づいて考えられる患者さんお一人お一人の最適な医療(Fact Based Medicine)を目指しています。

リノライト

リノライトとは

花粉症、通年性のアレルギー性鼻炎の治療
・ヨーロッパの特許技術に基づく可視光線、UVA(紫外線A波)、UVB、(紫外線B波)の混合光を利用
・ターゲット型光線治療用の医療機器

アレルギー性鼻炎に対する作用
・症状の原因となる花粉・ハウスダストなどのアレルゲンの種類に関わらず効果的
・光線により鼻粘膜の治療を行う

リノライト

副作用の心配がほぼない
・ときに鼻粘膜が乾燥することがあります
・軟膏またはクリームを塗布します

痛みもなく治療時間もごくわずか
・ハナの中に装置を挿入し、3分間光を照射するのみです

・ほとんどの患者さんは、3-5週以内に症状の改善→ 1回の治療ですぐに効果を実感できる方も
・数年間にわたり治療を受けている患者さん→ 症状の改善、症状が全くなくなった方も
・まれに、1回目の治療後に症状が悪化することも→ 一過性の症状

一般的に週1-2回、3-5週間の治療で十分な効果
・いくつものアレルギーがある方は、さらに治療が必要な場合も
・通年でアレルギー(ハウスダストやダニなど)
→ 5週間10回の治療を推奨

・薬で花粉症の症状が改善しない
・禁忌や副作用の懸念、内服薬が使えない(妊婦や授乳中など)
・長期にわたって内服薬をのみたくない
・経口抗ヒスタミン薬との併用
・免疫療法との併用

・花粉のシーズン中でも症状を緩和することが可能
・花粉症などの季節的なアレルギーの場合、症状の出る前の早めの治療が効果的
・ハウスダストなど通年性のアレルギー性鼻炎も効果

新しい治療法であり、保険治療が認められておらず自由診療となります。

リノライト使用法
Rhinolight Video 2012

嗅覚検査

聞こえと匂いは、よりよく生きていく上で、またぼけないためにも重要です。しかしながら、現状は、匂いの検査のスタンダードとなっている基準嗅覚検査を大学病院でもおこなっていないところがあります。必ずしもいい匂いばかりではない検査試薬の拡散の問題をクリアする必要があるためです。当クリニックでは、内装設計段階から検討を重ね、オリジナルの囲いと複数の換気装置を造設しています。

嗅覚検査の換気装置

こんな症状でお困りの方は迷わず当院へ

こんな症状でお困りの方は迷わず当院へ

発熱、体がだるい、めまい、肩こり、いびき、くびがはれた、くびのこり、顔面麻痺、このような症状がある場合もぜひ受診してください。手術をしないで鼻の調子をよくしたい、疲れをとりたい、お肌の調子をよくしたい、アンチエイジングに興味のある方や、インフルエンザなど多くの予防接種についても遠慮なくおっしゃってください。

医療費について

当院で行っている主な検査・手術などの医療費をご案内いたします。保険診療は定められている公定価格で行われますが、計算方法は少し複雑です。血液検査でも、検査料金に採血料、判断料がプラスされます。処置料はそれぞれ別に算定されます。以下は目安としてお考えください。

保険診療


診察料
3割負担1割負担
初診料850円280円
再診料220円70円
処方せん料200円70円
検査3割負担1割負担
鼻ファイバースコープ検査1800円600円
のどファイバースコープ検査1800円600円
耳ファイバースコープ検査720円240円
鼻汁中好酸球検査420円140円
標準純音聴力検査1050円350円
ティンパノメトリー
(鼓膜の動きの検査)
1020円340円
耳管機能検査1350円450円
めまい検査960円320円
鼻腔通気度検査900円450円
呼吸機能検査1410円470円
基準嗅力検査1350円450円
鼻細菌培養検査
(薬剤感受性検査は別)
810円270円
末梢血・生化学採血検査1820円610円
感染症採血検査1480円490円
アレルゲン(13種類)
採血検査
5600円1870円
手術3割負担1割負担
手術3割負担1割負担
鼓膜切開術(片側)2070円690円
鼓膜チューブ留置術(片側)8200円2700円
下鼻甲介粘膜下焼灼術2700円900円
鼻茸摘出術3880円1290円
内視鏡下鼻中隔手術(Ⅱ型)6390円2330円
粘膜下下鼻甲介切除術10650円3550円
内視鏡下副鼻腔開放術(Ⅰ型)11100円3900円
内視鏡下鼻腔手術(Ⅰ型)22860円6920円

自由診療

粘膜力アップ点滴 アンチエイジング点滴 美容点滴 ニンニク注射

酸化ストレスは、老化や様々な病気の主要な原因の一つとして認識されています。院長は以前から鼻炎、難聴など耳鼻咽喉科疾患でのエイジングの機序の研究もおこなってきました(三輪正人、他: 加齢による変化とそのアンチエイジング―鼻腔生理― JOHNS 3:1554-1556,2007)。

アレルギー性鼻炎鼻粘膜組織では、活性酸素の産生と抗酸化力のバランスが悪くなっていることも証明しています(Miwa et al.: Peroxide tone in human inferior nasal turbinate with allergy. J Otol Rhinol 1:15-19, 2015)。
 はりまざかクリニックでは受診時のお体の状態にあわせた点滴・注射のご提案をおこなっております。粘膜力アップ・美肌・美白・疲労回復などを目的とする各種カクテル点滴メニューを用意しています。配合成分は抗酸化作用、コラーゲン合成促進作用、免疫機能強化作用、上皮の保湿力促進作用のある各種ビタミン、アミノ酸などです。薬剤を30分から1時間かけて点滴静脈投与します。点滴はリクライニングチェア、ベッドどちらでもおこなっていただけます。自由診療となります。詳細はクリニックにておたずねください。